2026年8月
ホームページの印象を最も大きく左右するのは、実はデザインよりも「写真」です。そして制作の現場でよくいただく質問が「写真はスマホで撮ったものでもいいですか?」。答えは「用途によっては十分、ただし撮り方次第」です。最近のスマートフォンのカメラは非常に優秀で、条件を整えれば十分に実用になります。この記事では、プロに頼むべき場面とスマホで済ませてよい場面の線引き、そしてスマホ撮影の質を一段上げるコツをまとめます。
逆に、ブログやお知らせに添える日常の写真、施工やイベントの記録、店内の雰囲気カットなどは、スマホ撮影で十分に戦えます。むしろ「更新のたびにプロを呼べないから写真なしで更新する」より、スマホでも写真がある方がずっと良いのです。
写真の出来の8割は光で決まります。基本は自然光+順光〜斜め光。窓のある部屋なら照明を消して窓際で、屋外なら晴天の直射より薄曇りの柔らかい光が向いています。夜の室内で天井の蛍光灯だけ、が一番不利な条件です。料理や商品は、窓を横に置く「サイド光」にすると立体感が出ます。
スマホは広角レンズなので、寄って撮ると歪みます。少し引いた位置から撮って、必要なら後でトリミングするのが安全です。そしてカメラのグリッド表示をオンにして、水平・垂直を合わせる。棚や建物の線が傾いているだけで、写真は一気に素人っぽくなります。
プロとの差が出るのは技術より「撮る前の準備」です。写り込む範囲の段ボールや私物を30秒片付けるだけで、写真の清潔感は見違えます。何を主役にするかを決め、主役以外の情報を減らす——これだけで「伝わる写真」になります。
撮ったままの写真はデータが巨大で、サイトの表示速度を著しく悪化させます。掲載サイズへの縮小と圧縮は必須です。また、明るさを少しだけ上げる補正(スマホ標準の編集機能で十分)をすると、画面上での見栄えが揃います。当オフィスで制作をお受けする場合は、お預かりした写真の選定・補正・軽量化まで含めて行っています。
「全部プロ」でも「全部スマホ」でもなく、サイトの顔になる数枚はプロに、日々の更新はスマホで、という使い分けが費用対効果の面で最も合理的です。撮影ディレクションや、更新用の撮影マニュアル作りのお手伝いもできますので、写真まわりでお困りの際はご相談ください。
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