2026年8月
看板は「24時間働く営業マン」とよく言われます。Webと違って検索されなくても目に入り、地域のお客様に場所と業種を伝え続けてくれる。ところが、費用をかけて作ったのに「読めない」「気づかれない」「怪しく見える」看板になってしまう例が後を絶ちません。この記事では、当オフィスが看板デザインで必ず確認する基本を、よくある失敗例とともに紹介します。
一番多い失敗です。メニュー全部、電話番号、営業時間、こだわり、地図——気持ちは分かりますが、走行中の車から看板が読める時間は数秒しかありません。看板の役割は「何のお店が、ここにある」を伝えることまで。業種+店名+目印になる要素に絞り、詳細はWebに任せる。この割り切りが効果を分けます。
看板の文字サイズは「視認距離」から逆算します。目安として、文字の高さ1cmにつき約4〜5m先から読めると言われます。つまり30m先の歩行者に読ませたいなら文字高は最低6〜7cm、走行中の車に読ませるならさらに大きく。また細い書体は遠目に潰れるため、看板には太めのゴシック体が基本です。おしゃれな細い明朝は、近距離で見る店頭サインに向いています。
デザインの調和を意識するあまり、背景と文字の明度差が小さくなると、遠くからは何も読めません。定番の高視認性の組み合わせは、白地に黒・紺、黄色地に黒、紺地に白など。色数は3色までに抑えると、まとまりと視認性を両立できます。周囲の環境色(隣の看板や壁の色)に埋もれないかも現地で確認したいポイントです。
昼は目立つのに、日が落ちると存在ごと消える看板があります。営業時間が夕方以降にかかる業種なら、照明(内照式・スポット照射)は必須の検討項目です。また経年で退色しやすい色(特に赤系)もあり、素材と施工方法によって数年後の見た目は大きく変わります。
看板で店を知り、スマホで検索して詳細を確かめる——今のお客様の行動は看板とWebの合わせ技です。だからこそ、看板とWebサイトでロゴ・色・言葉づかいがそろっていることが安心感につながります。当オフィスはWebと紙・看板を同じ窓口で手がけていますので、媒体をまたいだブランドづくりごとご相談いただけます。
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